みなさん、こんにちは
心の整理整頓手伝い人、ハートオーガナイザーのひろこです。
この絵本『まっくろネリノ』ご存知ですか?
まっくろネリノは、こんな内容です。
まっくろのネリノは、兄弟が色とりどりの綺麗な色をしているのに、自分が黒いことに対して、劣等感を持っていましたが、黒いことが幸いして、捕まえられて兄弟を助けることができます。
絵本ナビhttp://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=398&spf=1
兄弟のような素敵な色になりたくて、色々考えるネリノ。
私たちも、他の人のことを見て「あの人素敵だなー」と憧れて、真似してみたりしますよね。でも、結局その人にはなれない訳ですから、それで逆に劣等感を持っちゃったりもします。
ネリノの姿に、自分を重ねたりして。
この話を子どもたちに読んであげた後、近くにいた子に
『〇〇ちゃんは、〇〇ちゃんだからいいんだよ♪』
『〇〇くんも、〇〇くんだからいいんだよ♪』
と言ってあげると、他の子も『僕はー?』『私はー?』と聞いてきて、順番に『〇〇ちゃんは〜』『〇〇くんは〜』と言ってあげると、すごく嬉しそうにしていました。
しかもその他の子も、じーっとこっちを期待のこもった眼差しで見ているので、結局、全員に言ってあげることになりました。
その間、もう言ってもらった子も、これから言ってもらう子も、ずーっと順番待ってたんですよね。
それを見ながら
『自分を自分として認めてもらえる』ということは、こんなに嬉しいことなんだ
なと、改めて感じたんです。
何が出来るとか、何を持っているとか、大人が言ったことをしたとかではなく
『あなたが、あなただから素敵だよ』
って
たくさん、たくさん言ってあげたいですね。
絵本って、子どもだけじゃなくて、大人も共感できるものいっぱいありますね。
子どもと一緒に絵本タイムしながら、著者の方が伝えたいことって何かなー?と考えるのも大人の読み方で面白いかもしれませんね。