子どもの人数と保育士の数、そして空間バランス

愛するみなさん、こんにちは

心の整理整頓手伝い人 ハートオーガナイザーのひろこです。

保育の現場にいると感じることは、子どもの人数と保育士の数、そして空間のバランスです。

 

国によって保育士の配置は最低基準が決められていますが、認可保育所の保育士の最低基準は、0歳児概ね3人に1人、1、2歳児概ね6人に1人、3歳児概ね20人に1人、4、5歳児概ね30人に1人です。

人数的に言うと、1歳児の6人は非常に厳しいです。だいたい5人に対し1人にしているところが多いのではないかと思います。

 

1歳児も歩きたての子から、もうバンバンに歩ける子まで、1歳児と言っても発達が幅広いし、言葉で想いを伝えるということが難しいので、引っ掻きや嚙みつきが多いのがこの年齢。

以前に出会ったNPO法人の園長先生は「1歳児の時に丁寧に関わってあげると、5歳になった時の成長が全然違うのよ」と言われていました。

小さい時に、きちんと気持ちを受け止めてもらっていると、根っこがきちんと育つという表れなのではないかと思います。

 

そして2歳児も6人、見られなくはないですが、基本的生活習慣の自立や、幼児に向けての準備をしていく中では、やはり丁寧に関わる必要があるし、この時期は自己主張が激しくなるので、それにきちんと対応してあげるには、先生たちの気持ちの余裕が必要不可欠。

 

子どもが好きで、子どもが良くなるように関わってあげたいという思いがあるのに、人数の厳しい状況になると、「怪我をさせない」ために、子どものちょっとしたトラブルやおもちゃの使い方にも、激しい口調で指摘せざるを得なくなります。

 

子どもも傷つきますが、言っている先生も傷ついています。「こんなことを言いたい訳じゃないし、やりたい訳じゃない」という思いは、やはり保育士という仕事に自信と誇りを持てなくなり、早期退職につながる原因になるのではないでしょうか。

 

そんな双方が満たされない保育なんて、どうかと思うのです。

 

子どもの遊びを見ていると判りますが、お友達と一緒に遊ぶことを楽しめるようになるのは3歳の誕生日を迎えたあたりぐらいからです。簡単なルールのある集団遊び「フルーツバスケット」とか「むっくりくまさん」とか「だるまさんがころんだ」とか、完全にルールを理解して遊べなくても、一緒に同じことをすることを、ある一定時間楽しめる。そしてルールを守ってやることの楽しさが分かるくらいになると、部屋のおもちゃの遊び方も、相手のイメージを共有して遊べたり、貸借りができたりするようになってきます。

 

それまでは、まだ「個々」なんですよ。

 

一人の遊びを充分に楽しめるようにしてあげることが大事なんですよね。そして、お友達との関わりを保育士を仲介にして学べるようにしてあげること。
命に関わることは別ですが、怒って伝えることではないのだと私は思います。

 

それに充分に関わってあげられるだけの、心の余裕を持てるように配置して欲しいと切に思うわけです。

 

もちろん、人がいるからと保育士も安心せず、どんな関わり、どんな言葉かけ、どんな環境が子どもがより良く育っていくのか、学んでいかなきゃいけないし、実践してみて、実際の子どもがどのようになったのかも検証してみないといけない。

そういうことをやっていける園であって欲しいと思います。

 

 

そして、じゃあ子どもと先生の人数は満たしているから、一部屋に大人数を入れても大丈夫!...なのでしょうか?

 

それもどうかなぁと思うのです。

 

50人近い異年齢保育のクラスでは、先生の人数も基準を満たしていましたが、部屋の広さ的に多すぎる感は否めなかったです。夏季期間などで人数が35人程度になると、子どもの落ち着きぶりも全然違って、部屋も静かで、子どもも遊びに集中できていました。

 

音の問題は、また次に書きますが、これは考慮すべき問題だと思います。

 

そういう点からも、ただ単に子どもの人数と保育士の数があっていればいいという訳ではないということも判っていて欲しいなと思うのです。

 

 

政府とかは、北欧とかドイツとか視察に行っているはずなのに、どうしてそういうところが配慮されるような基準にならないのかが、ものすごく不思議です。

何を見てきているんだか。

 

 

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