「もっと」ということの背景

「もっと」ということの背景

愛するみなさん、こんにちは

心の整理整頓案内人ハートオーガナイザーのひろこです。

電通の社員に違法な残業をさせたとして労働基準法違反の罪に問われた裁判が行われましたが
「新国立競技場」建設で新入社員が過労自殺という、またも同じことが報道されました。

こういうのは、氷山の一角で、違法残業なんてしてる人、山ほどいると思いますし
それが「当たり前」と思われているところが、そもそも問題ですよね。

会社があってこその従業員ですが、働く人あってこその会社でもあります。
仕事だけでなく、家庭もただ豊かさだけでなく、1人ひとりがいてこそ。
この世界はみんな、片方だけでは成り立ちませんよね。

会社も、社員の働き方について考えて欲しいし、
働いている人も、自分の健康と安全について、意識することが大事だと思います。

 

そして、もう一つ考えてみたいことがあります。

仕事には「相手」がいます。「相手」のために、無理な注文をつけられていても受けるということもあったでしょう。

その「相手」も、自分達の利益=会社の利益を生むためにしています。
利益は、どこから生まれるか?

ものをやりとりする「消費者」から。

消費者とは…
そう。私たちのことですね

 

私たちは、便利さを追求したり、早さを求めたりします。
1人ひとりの『もっと、もっと』という気持ちが、それが世の中の回転を早くしているということになりませんか?

 

海外旅行に行った時のことですが、空港で携帯を無くしたことに気づいた方がいて、多分ホテルだろうということでしたが、そこで添乗員さんが、『確認するところから、手数料がかかります。もしあったとしたら、日本に送るのに五万位かかりますがどうしますか?』と言いました。

その時、ツアーの参加者さんは、私も含めみんな『確認ぐらいしてあげればいいのに』と思いました。

それから、次のツアーがすぐに同じルートでくるから、そこの添乗員さんに持ってきてもらうとか、そんなに離れていないホテルだから、現地スタッフに今取ってきてもらうとか出来ないのかな?
サービス悪いよねという意見もチラホラ

私も、そうだよねー。電話で確認してあげるくらいいいじゃんと思いました。

でも、添乗員さんもスタッフも、その旅行行程をスムーズに進める仕事をしているのであって、個人的な管理に対しての責任を負っている訳ではないですよね。

もし、私達が言うところのサービスの行動をしたとしたら、予定にない行動をスタッフにしてもらうから、もしかしたら次の仕事の調整したり、時間を工面したりする必要が出てくるかもしれません。そして実際に動くスタッフに対して、実質無償で動けということになります。

おや、これって、問題のサービス残業や過剰労働と同じじゃない?

と、その時思った訳です。

 

日本人の丁寧さや、おもてなしの気持ちは、とても素晴らしいものです。

でも、受け取る人が、それが余りにも当たり前になりすぎている気がするのです。

私達の周りにあるものは、全て誰かの手を経て、そこにあります。
そのことに感謝を。
そして1つひとつを大切に。

そして「待つ」ということも大事だということ。
「早い」ということだけが良いことではない。

 

そういう気持ちを意識していけば、もっと色んなことが変わるんじゃないかと思うのです。